けんぽの知恵袋
2022年01月11日
発熱の仕組み
風邪(風邪症候群)の時に熱が出るのはなぜでしょうか?
風邪の原因のウイルスは熱に弱く、体温を上げることで体内のウイルスを倒す武器とするために熱が出ます。
ウイルスを倒し切ると脳が体温を下げようと指令を出し、発汗により熱が下がります(気化熱の原理ですね)。ウイルスを倒し切っていないのに解熱剤を服用すると一時的に熱は下がりますが、残ったウイルスと闘うために再び熱が上がります。体の熱を生み出すためにはエネルギーをとても使うので高熱が続くと体力を消耗します。病院と薬をうまく使いましょう。