けんぽの知恵袋
2021年01月18日
ヒートショックを予防して良いお風呂時間を
ヒートショックとは、気温の低い屋外から暖かい屋内への移動や、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な環境温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起すことを言います。ヒートショックは、特に冬の入浴時に起こりやすいことが知られています。ヒートショックを予防するためには、寒暖差を小さくすることが大切です。脱衣場にヒーターを設置したり、入浴前にあらかじめ湯舟の蓋を開けておく、浴室内の壁に温水シャワーをかける、など温度と湿度を上げる工夫をしましょう。また、湯舟につかる際には、シャワーやかけ湯で徐々に体を温めましょう。飲酒や食後は血圧が下がるためすぐの入浴は控え、長時間の入浴をしないことも大切です。普段から入浴前に血圧を確認するようにするのも良い対策になります。