けんぽの部屋
2021年08月18日
「ストレスの対処方法」 みなとみらい健康管理室 保健師 小島真由美

私は4月に神奈川事業所小田原サイトから現在のみなとみらい事業所に異動してきました。

環境の変化は誰にでも起こり得ることです。

そして、その変化が心身に影響を及ぼすことは周知の事実です。

しかし、ストレスによるダメージは、気分の微妙な変化や体調不良(頭痛や腹痛、倦怠感・食欲不振など様々な症状で、しかも一般的によく起こる症状)として現れることがあるので、気が付きにくいこともあるかもしれません。

そこで、ストレスをわかりやすく判断できるものが何かないだろうかと思い返したときに厚生労働省の「こころの耳」~働く人のメンタルヘルスポータルサイト~を思い出しました。 https://kokoro.mhlw.go.jp/

5分でできる職場のストレスセルフチェックや疲労蓄積度セルフチェックもありますし、eラーニングで学ぶセルフケアも利用できます。

その中にストレスの解消に役立つ方法が示されています。参考にしてみてください。

ストレス対処方法の基本は、

・十分な睡眠(睡眠時間には個人差がありますが平均6~8時間)

・規則正しい食事(忙しいから、食欲がないからと食事を抜くと体は益々疲労しやすくなります)

・趣味を持つ(気分転換になり、仕事とは違う人のつながりもできます)

・人と話す(話すことで気持ちが軽くなったり、問題解決のアドバイスがもらえたりします)

・自分と対話する(何をストレスと感じているのか、その原因は何か、どうしたら解決できるか、同じことが起こった時にどう対処するかを

考えます)

・定期的に体を動かす(ウオーキングや軽いジョギングが最適です。できる時に実施する、できなくても気にしないことが大切です。

体を動かすとセロトニンやエンドルフィンというホルモンが分泌され、精神が安定し免疫力の向上やリラックス効果が得られます)

などで、少し気にかけて生活をすれば、取り組めることも沢山あります。

ストレス対処の第一歩はセルフケアです。

自分の体や心の声を聞いて、ストレスとうまく折り合いをつけて毎日を送っていきましょう。