けんぽの部屋
2019年09月30日
「ぽっこりおなかを解消する朝食術」 健保 保健師 大畑江里子
皆さんは「ぽっこりおなか」が気になりませんか? おなかに脂肪をつきやすくしてしまう習慣が「朝食抜きの食生活」です。
今回は、痩せやすい体になるための朝食術をご紹介します。
<ぽっこりおなかを解消する朝食術>
皆さんは朝食をとっていますか?
「朝食は抜いている」、「朝は野菜ジュースのみ」という習慣の方も多いのではないでしょうか。
朝食抜きの食生活は、肥満のリスクをあげると言われています。
朝食を抜いて肥満になる理由は、体内時計のリズムが乱れた結果、代謝が落ちてしまうからです。
ぽっこりおなかを解消する朝食の取り方のポイントは、以下の3つです。
◆1つ目
起きて一時間以内に食べることです。
体内時計をリセットし代謝の良い状態を作るには、朝起きて日光を浴び、脳にスイッチが入ってから朝食までの時間が、大幅にずれないことが重要です。育児や家事に追われ忙しい方も多いと思いますが、なるべく前日に準備しておき起きてから1時間以内に朝食をとるように心掛けましょう。
◆2つ目
パンよりお米を食べることです。
ごはん食は、菓子パンやお菓子といった脂肪の多い高脂質食に比べ、脂肪が少なくかつ満腹感が長く持続し腹持ちが良いため肥満解消にもなります。出来るだけ、脂質の多い食事を朝食にするのは控えましょう。
◆3つ目
冷たい飲料は飲まない、野菜ジュースも常温で飲むことです。
食事の温度は、体温に影響すると言われています。朝体温を上げることで代謝の良い一日を過ごすことが出来ます。朝は冷たい飲料は控え、温かいお味噌汁やスープ、飲み物を添えましょう。
皆さんも、朝食の取り方に気を付けて、スリムな体を手に入れましょう!
(富士ゼロックス労働組合機関紙「GENKI 2019 SUMMER」より転載)
(左:田澤保健師 右:大畑保健師)