1 日を振り返ると、クタクタながら達成感のある時と、計画にない想定外のことが発生して、どっと疲れを感じてしまう時などありませんか。充電池に例えると消費した電池切れの状態ですね。
過剰なストレスは、不快感や病気の原因になると言われており、日頃からストレス軽減は益々重要となっています。
最近 well-being という言葉を耳にしますが、世界保健機関（WHO）憲章の前文の一節にもありますが、身体的にも、精神的にも、社会的にも良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉です。
ではどのような時に幸福を感じているのか考えてみると、自分の精神が歓喜している時ではないかと思います。子供であれば、自然の中で生き物の採取/観察に熱中している時、近年では植物を生育/観察している時などです。
四季とともに自然の変化を実感し、自然の中に身をおくことで癒しとなっている自分に気づき、それを大切な時間としています。電池切れとなった自身の状態は、自然からのエネルギーで充電させてもらっているように感じています。
最近の私は「ミツバチサミット 2022」に参加したのがきっかけで、ミツバチの生態などに興味を持ちはじめ、自然観察に出かけるようになりました。
実は自然の循環に貢献してくれているのがミツバチです。「世界の食料の 9 割を占める 100 種類の作物種のうち、7 割はミツバチが受粉を媒介している」と言われています。ミツバチによる受粉が行われなければ、森は消えて植物が生育しなくなり、栄養価の高い食物が食べられなくなることになります。人間にとってはとても脅威なことなのです。
ミツバチは女王蜂、働き蜂、雄蜂が一つの群れで 1 個体として機能をしてミツバチの社会が維持されています。
また、それぞれに色々な役目をもって生活をしています。
働き蜂は蜜や花粉を集めるために半径 2～3 キロの範囲を飛行して巣まで運ぶそうです。役割がはっきりしていて、若い蜂は巣の中での役割を担い、一定の経験を経てから花粉集めの役割へ移行していきます。観察していると自然の中で夢中になり童心に返る自分がそこにいて、ちょっとした幸福時間のように感じています。
さて、人間がミツバチから恩恵を受けている代表的なものとして蜂蜜があります。天然蜂蜜は栄養成分がバランスよく含まれていて砂糖よりカロリーが低いそうです。また、喉の痛みや保湿など、健康と美容に効果があると言われています。
ミツバチは自然の循環に貢献してくれているだけでなく、食生活、健康、美容など様々な恩恵を与えてくれていることが分かります。そういう意味ではミツバチに感謝ですね！
以上